2021-04-27 第204回国会 参議院 国土交通委員会 第13号
○政府参考人(井上智夫君) 委員御指摘のとおり、平成七年の阪神・淡路大震災の際は、淀川河口部で被災した酉島地区の堤防を応急復旧するに当たり、寸断された道路網に代わって船を活用することで、早期に復旧することができました。 淀川本川では、これを教訓として、堤防等の復旧工事や緊急物資の輸送に船を活用できるよう、これまでに下流から中流部にかけて計九か所に緊急船着場を整備してきました。
○政府参考人(井上智夫君) 委員御指摘のとおり、平成七年の阪神・淡路大震災の際は、淀川河口部で被災した酉島地区の堤防を応急復旧するに当たり、寸断された道路網に代わって船を活用することで、早期に復旧することができました。 淀川本川では、これを教訓として、堤防等の復旧工事や緊急物資の輸送に船を活用できるよう、これまでに下流から中流部にかけて計九か所に緊急船着場を整備してきました。
そこで、防災上の観点から申し上げますと、今から二十六年前の一九九五年に発生した阪神・淡路大震災では、淀川下流の堤防が大きな被害を受け、中でも淀川河口に位置する大阪市此花区の酉島地区では液状化が発生し、約二キロにわたって堤防が崩壊する事態となりました。
河口部近く、場所で言いますと大阪市此花区の酉島地区なんですけれども、堤防の高さは八・一メーターあったわけですが、それが最大で三・五メーター沈下をしたわけです。 当時の状況を、これは読売新聞の大阪版なんですけれども、左岸堤防直近に住んでおられた七十五歳の方の体験談としてリアルに載せております。「激しい揺れに目をさまし、眼前の光景にわが目を疑った。
まず、私どもは、淀川左岸酉島地区堤防の被災現場を視察いたしました。建設省近畿地方建設局の説明によりますと、河川関係震災の中では酉島地区の高潮堤防における被害が最も甚大でありまして、長さ約一・八キロメートルにわたって土堤が崩壊し、堤体が最大三メートルも陥没したとのことでありました。
なお、先ほど御説明いたしました淀川の酉島地区につきましては、ことしの出水期までに、被災を受けていない上流側の堤防と同じ強度を持つ鋼矢板二重方式によります頑丈な仮締め切り堤を現在施工中でございます。この仮締め切り堤が完成した後、引き続いて本復旧に着手する予定にしております。それ以外の被災箇所につきましては、現在既に本復旧工事に順次着手をしてきております。
このうち特に大きかった箇所が大阪市の此花区酉島地区でございまして、一・八キロにわたりまして堤防が沈下したわけでございますが、詳細に調査したところ、最大約三メートル沈下いたしました。この期間の今日まで最高潮位との関係で調べてみましたち、被災後の最高潮位がOPで一・八メートルという記録がございました。
三カ所のうち特に一カ所、一・八キロほどが淀川左岸の酉島地区で大きく堤防が沈下いたしました。ここは、すぐ前の高さまで土で復旧をいたし、堤防の高さを確保いたしました。引き続きまして、本格復旧にすべくその前面に鋼矢板の二重締め切りを現在設置を始めたところでございます。これは一日も早く完成させたいと思っております。引き続きまして本格の復旧に入りたいと思っております。
このうち、堤防沈下など被害を受けた三カ所につきましては、一月十九日に直ちに、地震によって沈下する前の堤防の高さまで盛り土するという緊急復旧事業に着手をしておりまして、酉島地区におきましては先月の三十日までにすべて完了いたしました。